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イタヤカエデ   板屋楓

カエデ科カエデ属
(新しい分類体系APGVではムクロジ科とされる)
学名:Acer mono

別名:イタギ、トキワカエデ、アサヒカエデ、
    エンコウカエデ、ナナバケイタヤ   
葉
 学名のAcer はカエデの1種のラテン名。monoは、ひとつのを意味する。

  カエデ属には多くの種類があるが、裂片のふちが全縁で鋸歯がないものはイタヤカエデの仲間だけである。カエデの中では最も大きくなる樹である。イタヤカエデの名は、よく繁った葉が板ぶきの屋根のようであることからという。
  イタヤカエデの名はオニイタヤ、アカイタヤ、イトマキイタヤ等の変種を含む総称としての場合と、それらの変種と同じレベルでの狭い意味の場合の両方があるが、ここでは総称としてのイタヤカエデとして扱った。
  材は、非常に堅く器具材、家具材、楽器、運動具(スキー、バット)、装飾材に利用される。1970年前後のボウリングがブームの頃は、ピンと床板として多く使用されたという。また燃えにくい性質はガラス木型に適するという。

  岸和田市では大沢町牛滝の近辺、相川町の山地で見る。


 雄性同株。

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樹形 環境 果実 樹皮 冬芽 仲間の樹木

樹形  落葉高木。高さ20m、直径1mになる。
枝葉

相川町の山地で
2007.5月
枝葉
    環境  谷の斜面など適湿のところ
  雄性同株。 花期:4〜5月    
両性花と雄花が混生する花序と、雄花だけの花序がある。
花序は円錐状で、淡黄色の小さい花が多数つく。
( 画像 準備中 )
  対生。
葉身の長さは約7cmで、5〜7裂する。葉の裂けかたは浅いものから深いものまである。裂片のふちは全縁で鋸歯がなく、先は鋭くとがる。表面は無毛で光沢がある。裏面の脈のわきに毛叢がある。葉柄の長さは3〜13cmで、上面は紅色を帯びる。秋に紅葉する。
左ー表、右ー裏
葉柄の上面が紅い
左ー表、右ー裏
裏面は脈のわきに毛叢がある

5月
葉裏の毛
果実  翼果。
翼は直角〜鋭角に開き、無毛。9月頃熟す。
( 画像 準備中 )

種子
( 画像 準備中 )
樹皮   暗灰色。
若い樹ではなめらか。細いたてじまがあるものもある。
老木ではたてに浅く裂ける。
若い木の樹皮
   若い木  たてじまがある
冬芽  長さ約6mmの卵形で、紅紫色。
頂芽

1月
冬芽
頂芽

3月
冬芽
同属の仲間の樹木  
カエデ属の仲間は種類が多いので、ここでは当サイトに記載があるものを次にあげる。
 トウカエデ   ウリハダカエデ   ハナノキ

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