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ウバメガシ 姥芽樫 ブナ科コナラ属 学名:Quercus phillyraeoides 別名:ウバメ、(ウ)バベ、イマメガシ、 ウマメ(ガシ) |
属名のQuercusは良質の材の意。種小名のphillyraeoidesはモクセイ科に似たの意。 |
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樹形 常緑低木〜中高木。 |
山地や公園では高さ10mほどになるものを見る。 |
樹形 三ヶ山町 とんぼ池公園で 2007.4月 |
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独立樹の樹形 和泉市で 2009.2月 |
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葛城登山道はウバメガシのトンネル 2005.8月 |
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幼木 大沢町の山地で 2010.3月 |
環境 暖地の海岸、山野、公園樹、生け垣 |
花 雌雄同株。 花期:4〜5月 |
雌花は新枝の上部に1〜2個つく。花柱は3個。 雄花序は長さ約2cmで、新枝の下部に多数たれ下がる。 |
雌花 |
雌花 眼を近づけないと わからないほど小さい 別所町宮ノ池で 2014.4月 |
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雌花 別所町宮ノ池で 2014.4月 |
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受精後の雌花 5月 |
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雄花 |
雄花序 5月はじめ |
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雄花序 別所町宮ノ池で 2014.4月 |
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雄花 4月なかば |
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葉 互生。 |
葉身の長さは3〜6cmで、楕円形〜倒卵形。革質で、先は鈍くとがるか、円頭。上半部のふちに低い鋸歯がある。葉柄は長さ約5mm。カシ類のなかでは葉がもっとも小さい。 |
葉の表 標準的な楕円形の葉 3月 |
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葉の表 倒卵形の葉 3月 |
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葉の裏 淡緑色 3月 |
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葉の裏 裏面に毛が密生するタイプはケウバメガシとして区別されることがある 3月 |
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透かしてみると網状脈がはっきり見える 3月 |
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葉のふちは半透明 3月 |
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若い葉のふちも 半透明 5月 |
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果実 堅果(どんぐり)。 |
長さ約2cmで楕円形、先端に毛がはえる。1年目はほとんど成長せずに小さいまま年を越し、2年目の秋に成熟する。 殻斗は浅い杯形で、総苞片はアラカシのように環にならず瓦を重ねたような形になる。 |
年を越した果実 5月 |
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2回目の夏を迎えた果実 このあとぐんぐん大きくなる 7月 |
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かなり大きくなった 10月 |
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成熟した果実 10月下旬 |
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落ちていたどんぐり 11月 |
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落ちていたどんぐり 1月 |
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ドングリの先には毛が多い 3月 |
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先端の毛 |
基部は他のどんぐりに比べると小さい 基部のほかに底、底部などの呼び方がある 少し専門的にはへそとも呼ぶらしい |
殻斗の比較 左−ウバメガシ 中−シラカシ 右−アラカシ 9月 |
ドングリを部屋に置いていたら いつの間にか発根していた |
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樹皮 黒褐色。老木ではたてに浅く裂ける。 |
若い木の樹皮 | たてに裂け目ができてきた | ||
山地の成木の樹皮 | |||
冬芽 芽鱗が美しい。 |
芽鱗のふちには 毛がみえる 12月 |
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冬芽は枝先に集 まる 3月 |
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同属の仲間の樹木 | コナラ属のなかで、総苞の鱗片が瓦重ね状に並ぶコナラ亜属を下に挙げた。 |
アベマキ クヌギ コナラ ナラガシワ、カシワ、ミズナラ(下の画像参照) カシワ、ミズナラは冷涼地の樹木だが、ミズナラは最近とんぼ池公園内の花木園に植えられたようだ。(2008.8月) チリメンガシはウバメガシの園芸品種(下の画像参照) |
ナラガシワ 奈良県宇陀市で 2006年6月 |
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カシワ 岡山県蒜山高原で 2010.7月 |
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ミズナラ 鳥取県江府町 奥大山で 2010.7月 |
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ミズナラの葉柄はごく短い 岸和田市三ヶ山町 とんぼ池公園で 2010.11月 |
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チリメンガシはウバメガシの園芸品種 葉脈が葉の表面でへこみ裏面で突出する 堺市 大阪府立大学で 2010.11月 |
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