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シラキ 白木 トウダイグサ科シラキ属 学名:Sapium japonicum |
属名のSapiumは粘るの意。種小名のjaponicumは日本産の意。 山で見る樹木のなかにはアブラチャン(クスノキ科)、アオキ(ミズキ科)などのように葉が美しく観葉植物にできそうなものがあるが、シラキも枝葉が端正で綺麗である。最近は園芸店でも苗を扱っているようだ。その人気の理由は紅葉あるいは黄葉が非常に美しいところであろう。環境によるものか、個体差によるものかどうかはわからないが、落葉前に葉が黄色くなるものと赤くなるものがある。 シラキの名の由来は材が白いところからついた名前というが、樹皮も白っぽい。枝葉を傷つけると白い液が出る。 種子は50%もの油を含み、シラキ油と呼ばれ灯油や塗料に用いられたというが現在では一般的ではないだろう。食用にもできるというが、どのようにして食べるのかは不明である。 岸和田市では、和泉山脈の麓にあたる塔原町、大沢町の山地で見ることができる。 雌雄同株。 |
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樹形 落葉小高木。高さ5mになる。 |
樹形 大沢町牛滝で 2005.8月 |
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枝葉 和泉市父鬼町で 2007.6月 |
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紅葉 紀泉高原で 2008.11月 |
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黄葉 大沢町シガ谷で 2008.11月 |
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環境 山地、庭木、公園樹 |
花 雌雄同株。 花期:5〜7月 |
枝先に長さ約7cmの総状花序を出し、黄緑色の小さな花を多数つける。花序の基部に雌花が0〜数個つき、上部に雄花が多数つく。 |
花序 下部に3個の雌花がみえる 和泉市父鬼町で 2007.6月 |
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雌花 花柱の先は3裂してそり返る 花弁はない 左に小さな雄花がみえる 和泉市父鬼町で 2007.6月 |
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葉 互生。 |
葉身の長さ約10cmで、卵状楕円形〜倒卵状楕円形。 質はうすい。先は短くとがり、ふちは全縁。両面無毛。 |
葉表に光沢がある 葉裏は淡緑白色 側脈の先に腺点がある 6月 |
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葉の表 大沢町牛滝で 2011.7月 |
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葉の裏 大沢町牛滝で 2011.7月 |
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落葉前の葉 11月 |
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葉柄は無毛 大沢町牛滝で 2011.7月 |
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葉身の基部または葉柄の上部に目立つ腺点がある 大沢町牛滝で 2011.7月 |
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葉身の基部または葉柄の上部に目立つ腺点がある 6月 |
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葉柄上部の腺点 11月 |
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紅葉と黄葉 11月 |
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果実 さく果。 |
直径約1.8cmの扁球形。秋に黒褐色に熟す。花柱がのこる。 熟すと3裂して、種子が白い糸でぶら下がって出る。 |
若い果実 和泉市父鬼町で 2013.7月 |
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果実 和泉市父鬼町で 2007.10月 |
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先端に花柱が残る 和泉市父鬼町で 2013.7月 |
種子 | ||
表面に黒色の虎斑がはいる 直径8mmだった |
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樹皮 灰褐色〜灰白色でなめらか。たてに浅くさける。 |
若い木の樹皮 | 成木の樹皮 | |
冬芽 仮頂芽は長三角形。 |
落葉前の冬芽 11月 |
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冬芽と葉痕 維管束は3個 3月 |
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同属の仲間の樹木 ナンキンハゼ |
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