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ヤマウルシ 山漆 ウルシ科ウルシ属 学名:Toxicodendron trichocarpa |
属名のToxicodendronは毒の木の意。種小名のtrichocarpaは毛のはえた果実の意。 中国名は毛漆樹。 果実に塩分を含むので戦時中には果実をなめて塩の代用としたこともあったという。樹液に触れるとかぶれるが、とくに春の若葉の時期はかぶれやすい。肌が敏感な人は木の下を歩いただけでもかぶれることがある。私もこどもの頃は春は毎年ひどくかぶれた経験があるので、今でも山道でこの樹を見ると触れないように避けて通るようにしている。 岸和田市では和泉山脈の麓にあたる塔原町、大沢町、相川町、河合町の山地でふつうに見るが、流木墓地公園内の林でも見ることができる。 雌雄異株。 |
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樹形 落葉低木。高さ5mほど、直径20cmになる。 |
葉は枝先に集まってつく 若い木 流木墓地公園で 2009.7月 |
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花期の樹形 貝塚市木積で 2011.5月 |
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幼木 和泉市 大野町の山地で 2013.5月 |
環境 山地〜丘陵 |
花 雌雄異株。 花期:5〜7月 |
枝先の葉のわきに長さ20cmほどの円錐花序を出す。 黄緑色の小さな花が多数つく。 |
↑ 開花前の花序 和泉市大野町の山地で 2013.5月 |
花序 貝塚市木積で 2011.5月 |
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雌花 |
雌花序 光で白っぽく見えるが実際はもっと緑色だ 大沢町シガ谷で 2014.5月 |
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雌花序の枝 大沢町シガ谷で 2014.5月 |
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雌花 花柱は花の外に突き出る 柱頭は3裂する 大沢町シガ谷で 2014.5月 |
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雄花 |
雄花序 貝塚市木積で 2011.5月 |
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雄花 花弁はそり返り雄しべは花の外に突き出る 花弁は5枚 貝塚市木積で 2011.5月 |
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葉 互生。長さ20〜40cmの奇数羽状複葉。 |
枝先に集まってつく。小葉は4〜8対。葉柄や葉軸は赤褐色を帯び、有毛。小葉の長さは4〜12cm、卵形〜楕円形、先は急にとがる。最下部の葉は小さく、まるい。成木では全縁がふつう、幼木では鋸歯が大きい。 葉の表面は毛が散生、裏面脈上に軟毛が密生する。 |
↑ 葉は枝先に集まってつく 大沢町シガ谷で 2014.5月 | |
↑ 葉は羽状複葉だ 流木墓地公園で 2009.7月 | |
小葉の表 小葉柄の長さは4mmほどで毛が密生する 流木墓地公園で 2009.7月 |
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長めの小葉 大沢町シガ谷で 2014.5月 |
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小葉の裏 貝塚市木積で 2011.5月 |
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幼木の葉は鋸歯が大きい 流木墓地公園で 2009.7月 |
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幼木の紅葉 愛知県 岡崎市の丘陵で 2010.11月 |
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果実 核果。 |
長さ約5mmの扁球形、秋に黄褐色に熟す。外果皮はあらい毛におおわれ、はがれやすい。はがれるとたて筋のある白い中果皮があらわれる。内果皮は厚くてかたい。 |
若い果序 大沢町牛滝で 2011.7月 |
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若い果実 大沢町牛滝で 2011.7月 |
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果実 流木墓地公園で 2009.7月 |
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淡褐色で毛におおわれるのが外果皮だ 流木墓地公園で 2009.7月 |
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外果皮が落ちると縦じまのある白い中果皮があらわれる 流木墓地公園で 2009.7月 |
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種子 | ||
( 画像 準備中 ) | ||
樹皮 灰白色。 |
たてに筋がはいる 直径1.7cm 流木墓地公園で 2011.10月 |
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冬芽 裸芽。褐色の細毛が密生する。 |
葉痕はハート形〜三角形 |
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冬芽 2月 流木墓地公園で | ||
同属の仲間の樹木 |
ヌルデ ハゼノキ ヤマハゼ ウルシ ツタウルシ |
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